白良錦の出どころは南潯の織物商・許家だと判明するものの、唯一その技法を知っていた許家の先妻はすでに亡くなっていた。蘇瓷と裴昭は、特殊な技法を先妻に教えた人物こそ、7年前に死んだとされる浣衣局の女中頭ではないかと疑う。新たな手がかりを求め、許家の商売敵である孫家を訪ねると、主人の孫博が死んでいるのが見つかる。頭には白い布が巻かれ、そばには8枚の銅銭が置かれていた。果たしてその意味するところは…。
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