第13話 君さえいれば

第13話 君さえいれば

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胡斐(こひ)は石段に残る血を見ながら、袁紫衣(えんしい)が自分を救うために9999段もの石段を這って上った光景を思い描いていた。感無量の胡斐は袁紫衣に想いを伝えようとしたが、遮られてしまう。その時、花園から火の手が上がり、胡斐の足を完治させるために必要な曇花(どんげ)が炎に焼かれる。胡斐は袁紫衣の優しさがあれば十分だと言うが、袁紫衣は諦めきれない。一方、福康安(ふくこうあん)への拝謁がかなった田帰農(でんきのう)は、苗人鳳(びょうじんほう)を掌門人(しょうもんじん)大会に呼ぶよう命じられて愕然とする。
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