片田舎の貴族の下に生まれたマリーとその弟のシオン。マリーはシオンを溺愛し、ひとりごっこ遊びに興じる姿やふいに見せる大人びた表情といった、マリーしか知らないシオンの姿もたくさんあるほどいつもシオンのことを気にかけていた。そんなシオンは3歳のある夜、家族との会話の中で大きな失望感を味わってしまう。その日を最後に彼の口から「まほう」という単語が出ることはなく、3年の月日が経過していた。ある日、とある現象を目にしたマリーに手を引かれ、シオンは森を抜けた先にある湖に向かうのだった。
スタッフ
監督:
古賀一臣
©鏑木カヅキ/MFブックス/マジック・メイカー製作委員会
エピソード