
果実色の口紅に“皇后秘方膏”――段雲嫣(だん・うんえん)や後宮の侍女たちを集め、化粧品を売りさばく劉金鳳(りゅう・きんぽう)。その品は魚長崖(ぎょ・ちょうがい)が開発したものだった。売れ行きは上々だったが、金鳳は分け前をねだることもなく、化粧品の購入者に書かせた質問票が欲しいと言い出すのだった。金鳳が、またもや何かを企んでいるとにらんだ段雲嶂(だん・うんしょう)は、質問票の件を調べ始めるが…。
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