
万星渚(ばん・せいしょ)の子を身ごもっていた葉聆月(よう・れいげつ)は、夫の死を知って悲しみに暮れていた。一方、李雲知(り・うんし)が母親の李涯(り・がい)だと信じ仕えていた女が、実は白鳥会(はくちょう)の会主でかつて李涯(り・がい)の待女であった花娘(かじょう)であることを知る。彼女こそが母を殺した犯人だった。そして聆月(れいげつ)の父、葉広袤(よう・こうぼう)が葉家の安泰を図るために李家を滅ぼすよう唆した事実を知る。だがそこには更なる秘密があった。
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