大阪市にある特別養護老人ホーム「加賀屋の森」。認知症などがあり自宅で生活することが難しくなった高齢者たちが、犬や猫と一緒に暮らしています。 <br>柴犬のいおりちゃん(メス)は、入居者はもちろん、職員たちにも愛されて、マスコット的な存在です。ここでは他にも4匹の猫が、一つ屋根の下で生活しています。<br>動物たちと触れ合うと、入居者たちの顔には笑いが溢れ、空間に活気が生まれます。動物たちとのコミュニケーションを通じて、年月を積み重ねてきた入居者ひとりひとりの歩んできた歴史が垣間見えることがあります。<br>コロナ禍に見舞われて以来、施設でも入居者と家族との面会を禁じざるを得ないなど、困難な状況が続きました。職員や入居者に複数の新型コロナ感染者が出た際は、外部との接触が数週間に渡って厳しく制限されました。<br>そんな時期も、入居者はいおりちゃんたちと一緒に乗り越えてきました。日常が少しずつ戻り始め、家族と再び会える日も近付いてきました。<br>高齢者施設で、当たり前のように人と動物たちが共に生活する日々を見つめました。
キャスト
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