
夢に見た皇太子妃の冊封の儀が皇太后の誕辰(たんしん)の宴の席で執り行われることに不満を覚える帝承恩だったが、あと少しで皇太子妃の座が手に入ることを思えば、殊勝で従順な罪人の娘を装うことも何ら苦ではなかった。韓燁と帝承恩の幸せを祈って扇子を贈った帝梓元に韓燁は、帝梓元らが宴の場で何かを企(たくら)んでいることを察するが…。
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