
北町奉行所の目安箱に、こんな投書が届いた。「北町奉行所同心役に、闇の殺し屋あり」というのだ。その真偽を調べる役目を、早川朝次郎(早崎文司)からおおせつかったのは事もあろうに中村主水(藤田まこと)だった。その時、主水同様“昼行灯”といわれ続けて三十年の同心・中山利平(堺左千夫)が、最後の御奉公にとその役目を買って出る。利平はかねてより闇の殺し屋の正体を暴こうとくまなく資料を集め、主水や畷左門(伊吹吾郎)らをクサイとにらんでいた。主水らはバラされる前に殺そうと決めた矢先、利平が闇の殺し屋としてあげられる。
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