
主水(藤田まこと)が宿直をさぼって飲んでいるところへ奉行所の門番が駆け込んできて、奉行所の前で人が焼けているという。 驚いた主水が駆けつけると、たしかに人が火柱をあげて燃えていた。そして、その炎に照らされて女(大信田礼子)が立っていた。女は焼け死んだ男の妻で茜といった。茜は、夫の立木栄之進(矢吹二朗)が幕府の浪人政策に抗議して焼身自殺を遂げたという。
そんな頃、小間物屋の卯吉(石井洋充)の老母うめ(河東けい)から、絹問屋の境屋(高木二朗)を殺ってほしいと仕事料が届く。息子の卯吉の行方が知れないのは境屋に殺されたにちがいないからだという。
仕事人たちが調べるうち、奉行所前の焼死体がどうやら卯吉らしいことがわかってくる。
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