第二部 脱藩

第二部 脱藩

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万延元年3月3日、江戸桜田門外で、大老・井伊直弼は、水戸浪士と薩摩浪士によって暗殺された。この事件によって、徳川幕府の衰退は公然となり、歴史はさらに幕末の風雲に突き進むことになる。「倒幕じゃ!」「攘夷じゃ!」土佐でも武市半平太が「土佐勤王党」を旗揚げし、過激な手法で藩論を攘夷に変えようとしていた。竜馬も勤皇党に名を連ねるが、半平太のやり方には異論をとなえる。「人を殺してはいかん。他に道はある。それをみんなで考えるんじゃ!」竜馬は長州を訪れた。そこで出会ったのが長州きっての型破り、高杉晋作。高杉は言う。「今は藩内で戦っているときではない。われわれの敵は、あくまで幕府だ。それには、藩にも、身分にも、とらわれないことだ。即ソ、脱藩の覚悟なくては、何事もなしえない」「脱藩」竜馬の新たな方向が見えてきた。土佐勤王党は、ついに土佐藩参政、吉田東洋を暗殺する。東洋を貫いたのは、あの岡田以蔵の刀だった。脱藩して江戸に来た竜馬は、その後の人生を決定づける人物と出会う。幕府の海軍奉行並・勝海舟。「竜さん、ニッポンだよ。もう幕府だ藩だといっていてはダメだ。世界の中の、日本てえアタマで物事を考える時が来ているんだよ」竜馬は、勝と行動をともにすることを決意する。土佐勤王党は、今や京都で佐幕派の暗殺を繰り返していた。以蔵は「人斬り以蔵」と呼ばれ、恐れられる存在となっている。幕府の開国派の代表である勝に弟子入りした竜馬と武市半平太に決別の時がくる。「若い者を人斬りにするな。もう天誅はやめてくれ。以蔵のような、学問のない、何もわからん者を使って、人を殺すな!」竜馬は以蔵を武市から引き離し、勝の警護にあたらせる。京の町。燃えさかる屋敷に飛び込んで妹を助け出した女。竜馬はこのとき、炎の女、おりょうに出会った。
スタッフ
監督: 松原信吾
監督: 奥村正彦
脚本家: 長坂秀佳
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