第四部 希望

第四部 希望

高画質 200ポイント
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襲撃され、瀕死の重傷をおった竜馬を、懸命に看病したのは、おりょうだった。九死に一生をえた竜馬はおりょうにプロポーズする。「そばに、いてくれよ…一生だぜ」二人は西郷のはからいで鹿児島への旅に出る。日本最初の新婚旅行である。これ以後、竜馬は長崎に本拠を移す。海運商社「亀山社中」の設立である。“海の商い”竜馬の夢がひとつ実現した。しかし、肝心の薩長連合は遅々として進まなかった。朝敵とされ、傷だらけの長州と、実利を追うあまり、決して本心を明かさない薩摩。まさに連合が破談になりかけたその時、竜馬は西郷に泣いて訴える。「長州が……かっ、可哀そうではないか!」西郷はやがて、膝を折ると、竜馬の前へていねいに正座して、改まる。「竜馬どの、まっことご貴殿の申される通りでごわした」薩長連合は成った。竜馬は次の手をうつ。倒幕で薩長に遅れをとった土佐と組んで新しい商社を興し、海から維新をサポートする。「海援隊」の誕生である。しかし、薩長は独走を始めた。積年の幕府への恨みをはらすには、武力によって徳川を叩き潰すしかないと合意したのだ。公卿の岩倉具視を動かし、倒幕の勅命を待っている。このままでは江戸が火の海になり、また人が死ぬ。竜馬最後の勝負が始まる。「政権を朝廷に奉還する」この奇策を幕府が受ければ、一滴の血も流さずに革命が成功する。「大政奉還」が先か、「倒幕の勅命」が先か… 竜馬は勝った。大政奉還は成った。しかし、ここから竜馬の孤立が始まる。倒幕によって幕府側に恨まれ、徳川を残したことで薩長に恨まれる。その上、新政府の名簿に自分を入れなかった。「これからの坂本竜馬の相手は海だ!世界だ!」慶応3年11月15日、竜馬暗殺。33回目の誕生日だった。「みんな聞いチくれ。誰も死なん、誰も殺さん、女子供が笑って暮らせる、わしはそういう日本国を作りたいんじゃ!ハハハ、ハハハ…!」竜馬の声が空に響く!
スタッフ
監督: 松原信吾
監督: 奥村正彦
脚本家: 長坂秀佳
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