
洛璃(らく・り)を奪おうとする牧塵(ぼく・じん)に激高した血霊子(けつ・れいし)が攻撃を放つ。すさまじい低語の力に、吹き飛ばされる牧塵。続けざまに一撃を繰り出そうとした血霊子の目の前で、洛璃が身を挺して牧塵をかばった。そのうえ“牧塵を殺すなら私も殺して”と訴える。牧塵への愛に怒りを覚えるも、洛璃を手にかけることなどできるはずもない。 私の気が変わらぬうちに去れ――血霊子が2人を逃がそうとした、その時…。
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