
神脈が断たれて瀕死となった牧塵(ぼく・じん)を救うには蒼穹の力が必要だった。そこで洛璃(らく・り)は、蒼穹榜――蒼穹の力を呼び出す鍵となる石碑―—を守護する太霊(たいれい)族の元へ。目的のものは遥かな山の頂にある。太霊族の長である太冥(たいめい)老祖は、霊脈を損傷した体で行くのは勧められないと忠告するも、洛璃に迷いはなかった。一方の九幽(きゅうゆう)も、牧塵の命を繋ぐため、聖霊丹を求めて寒氷潭にやってきたが…。
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