第12話(最終話)

第12話(最終話)

高画質 250ポイント
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陸邸には怪しげな‟離れ”があり、その庭の枯れ井戸には隠し部屋が――。陸不憂は自分の発見に興奮しながら、「今夜は、うちに泊まっていけよ」と小宝子を誘った。陸直と3人で、夜中に隠し部屋を探りに行こうという魂胆だ。その誘いに乗り、小宝子は陸邸へ留まることに。夕食のあと、いつの間にか眠ってしまった小宝子が目を覚ますと、辺りは変に明るく、煙が漂っている。万暦17年9月7日深夜、屋敷を包む紅蓮の炎の中を、陸不憂と小宝子は逃げ惑うしかなかった…。
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