
町人たちが眠りこけてしまっているのには何か理由があるはずだと、坦坦と鳳葆は自分たちも寝てみることで、原因を突き止めようとする。案の定、坦坦は悪夢に襲われるが、布団からは綿のようなものが勢いよく飛び出して部屋の外に飛んでいく。槐猛や紫萌も合流して追いかけるが、なかなか捕まらない。崔塵の力で、ようやく正体を現したのは幼い少女の姿をした綿の妖怪・白畳子だった。白畳子は町人たちがゆっくり寝ていたいという願望をかなえてあげるため、町中をねむらせてあげているのだという。そんな並外れた霊力を持つ白畳子の胸には、蓮の実がかけられていた。
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