
マメシバの「一郎」を置いたまま、どこかへ行ってしまった母、鞠子(藤田弓子)。ぶら下り生活を続けてきた二郎(佐藤二朗)は、一郎を飼う気などサラサラ無く、隣に住む親戚の富子(角替和代)に押し付けようと画策。ところが、鞠子は先手を打っていた。事前に「二郎ちゃんが何か頼んできても断ってください」と言われていた富子と夫の重男(志賀廣太郎)は、「これがお前への試練だ」と取り合ってくれない。同じく2人の娘で一人暮らししている加代子(渋谷琴乃)にも断られる。「みんな勝手だよ」仕方なく一郎を引き連れながら嘆く二郎。どうあってもこの幼獣と二人暮らしなんてできるはずがない。しかし…その様を面白がっている財部(高橋洋)から、駅前のペットショップで親切な店員が居ると聞き、早速赴くことに。と、ふいに一郎の首に巻かれたスカーフの中に「赤いお守り」を発見。中からは、「1.バカ夫妻」と書かれた謎のメモと、楽譜の一節らしき紙片が出てきた…
スタッフ
監督:
亀井亨
(C)2009「幼獣マメシバ」製作委員会
エピソード