第2話 恩寵の巡礼

第2話 恩寵の巡礼

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リンカンシャー州で起きた民衆の反乱は王の恩赦を与えることで鎮圧されたが、アスク率いる北部のヨークシャー州における反乱軍の勢いはとどまることを知らず、ヨークの街に到達した。反乱軍がヨーク南西にあるポンテフラクト城へ乗り込むとの情報が入り、城を管轄していたダーシー卿は兵力の不足から反乱軍との交渉を試みる。アスクと直接話したダーシーは、アスクが修道院を守り異端を打倒するために巡礼を敢行していることに感銘を受け、反乱軍を城に招き入れることを決意する。 ヘンリーは脚にできた潰瘍が悪化していた。医者にも治療法が分からず苦痛にあえぐ中、反乱軍がポンテクラフト入りしたことを知り激怒する。討伐に送ったはずのブランドンもまだ鎮圧にかかっておらず、ヘンリーはクロムウェルに、事態が悪化した場合は責任を取ってもらうと脅す。ヘンリーにとってはアーシュラの介抱だけが唯一の安らぎだった。 出征したブランドン一行は、予定していた場所で兵器を補充することができず、攻めあぐねていた。勢いを増した民衆たちとの対戦に不安を抱くブランドンは、反乱軍と交渉しようと考える。ただしそれについてブランドンからヘンリー宛に出された手紙には、反乱軍と何を約束してもそれを守るつもりはないと書かれていた。ブランドンはアスクらと面会して停戦を持ちかけ、リーダー2名をヘンリーの元へ送り直接嘆願書を渡すよう提案する。 枢機卿ヴァルトブルクは神父ポールに恩寵の巡礼の話を切り出した。ポールに法王特使としてフランスとネーデルラントに赴き、民衆を後押しすべく資金や兵力の援助を頼んでくれと依頼する。さらにはヴァルトブルクの勧めでポールが枢機卿に叙されたことを伝えた。ポールは任務を引き受け、謙遜しながらも枢機卿の位を受け入れる。 メアリーのことを気にかけるジェーンは、ヘンリーの潰瘍が多少癒えた祝いの席で、メアリーを宮廷に呼びヘンリーに会わせる。メアリーと既に和解していたヘンリーは再会を喜ぶものの、ブライアンを使ってメアリーの純真さをからかうのだった。 反乱軍からコンスタブルとエレカーがヘンリーの元に参上した。ヘンリーは暴動を起こしたことを責めるも、民衆がおとなしく武器を捨てて故郷に帰れば全員に恩赦を認めると話す。ブランドンも反乱軍の要求が認められることを約束した。しかしクロムウェルがヨークシャーのジェントリーに宛てた手紙の存在を知ったコンスタブルは疑念を持つ。そこには反乱軍に対抗しようとする旨が記されていた。 枢機卿となり特使としてネーデルラントに渡ったポールは皇帝の代理人たちと会う。民衆の反乱を支援するよう説得する中でポールは、たとえヘンリーが失脚しようともその後釜には正当な権利を持つ後継者がいると話す。第一には娘のメアリーであり、もしそれが叶わなくともプランタジネット王家の末裔である自分がいると。 コンスタブルの不安をよそにアスクはブランドンと会談し、反乱軍の要望を認めさせる。特別な議会が召集されて数々の問題を議論することになり、反乱を起こした民衆には全員恩赦が与えられた。かくしてアスクは反乱軍を解散させた。 その後、アスクの家に王からの手紙が届いた。和解が成立した今、先の反乱についてヘンリーが直接会ってアスクの話を聞きたいという。リーダー達に相談すると、コンスタブル以外はみなアスクが宮廷へ行くことについて賛同した。王宮ではヘンリーが思案顔で待ち構えているとも知らずに…。
キャスト
ヘンリー8世:
ジェーン・シーモア: アナベル・ウォーリス
メアリー・チューダー: サラ・ボルジャー
アン・オブ・クレーヴズ: ジョス・ストーン
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