
遠藤健次は親戚の叔父が亡くなり、ひさしぶりに叔母の家を訪ねる。妙に和気あいあいとする参列者たちを不思議に思って眺めていると、葬儀がはじまった。異様に重苦しい空気の中、参列者たちは隣室に眠る故人の部屋にひとりずつ入っては、その耳元でなにかを囁く。生前故人に言えなかった秘密を打ち明けることで罪を浄化する『告別(つげわかれ)』と呼ばれるこの土地特有の儀式であった。そして、遠藤の番が回って来た。
スタッフ
脚本:
熊本浩武
脚本:
ブラジリィー・アン・山田
(C)YAM
エピソード