
小野寺の報告を受けた田所は、近いうちに京都が壊滅することを予見したが、その正確な日時が割り出せずに苦悩していた。京都は田所が青春を過ごした郷愁の地でもある。その想いが冷静な直感を鈍らせているのではないか、そう感じた田所は京都に向う。20年ぶりに古美術商を営む旧友の木村に出会った田所は、悲しみを胸に秘め青春を懐かしんでいた。そして、彼らが愛した芸妓・小菊に娘がいたことを知る。その娘は小野寺が宿泊している旅館の若女将・知子だった。知子の撮った金閣寺の写真を見た田所と小野寺は驚愕した!京都壊滅の時を知らせる手がかりがそこにあったのだ!残された時間は果たして…!!(C)東宝
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