
「ねずみ」
仙台へやって来た彫物の名人・左甚五郎、持ち宿“虎屋”を乗っ取られ貧乏宿を営む親子に、ねずみを彫って但し書きを添えて旅立つ。するとこのねずみが動いたと評判になり、おかげで小さな宿が繁盛するというもの。円楽は親子がだまされ、閑古鳥のなく宿から繁盛するまでのプロセスを丁寧に語り、観客の腑に落ちるように描き出す。
甚五郎が登場する人気演目は、江戸に向かう道中で彫る「竹の水仙」、江戸に着いて彫り上げる「三井の大黒」、そしてこの「ねずみ」と時の流れを追って語られる。
2017年12月11日 横浜にぎわい座
キャスト
(C)2024 オフィスまめかな/PONYCANYON INC,.
エピソード