
「ほうじの茶」
幇間の一八は贔屓の若旦那に呼ばれてお座敷へついた。相変わらずパーパーとお客を持ち上げる言葉を連発するが今日の若旦那からのお達しは何か面白いことをやれとのこと。
一八はちょうど今珍しいお茶を持っていると出し、これは目の前で念じながら焙じると念じた人物が湯気の中に登場するという。実はここからは円楽自身が物真似をしてお客を楽しませるという構成の噺なのだ。田中邦衛の声色や大師匠六代目圓生、立川談志など多くの落語家を出囃子と共に歩き方までそっくりに演じるからまことに楽しい。
2019年10月9日 横浜にぎわい座
キャスト
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エピソード