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株式会社デジタルドラグーンはロボット等を開発するIT関連企業。
鬼塚汰朗は、その人事部長。
ITバブルで膨れ上がった社員を冷徹にリストラし続ける男。
通称「鬼汰朗」
鬼塚は笑うことなく、冷静沈着、威圧的な風貌、社員の誰もが恐れていた。
鬼塚の唯一の理解者である部下の金井響子は鬼塚の心労を多少、理解している。
本当の鬼塚は、実は心が弱い優しい人物なのではないかと。
今日も厳しいリストラ勧告を終えた鬼塚。その帰路。
深夜までやっているドラッグストアで胃酸を押さえる薬を購入。
いつもの公園で飲んで、ベンチで一息つく鬼塚。
そこで若いカップルがはしゃいでいる。
足下には段ボールに入れられた子猫が数匹。
カップルは連れて帰るかどうか話している。
鬼塚は「責任が持てないならちょっかいをかけるな」と一喝する。
カップルが去った後…
残された数匹の子猫。
純粋無垢な目の輝き、愛くるしい仕草。
鬼塚は誘惑に負けそうになる、が。
「ネコナデ声はやめろ」
鬼塚は公園を後にするのだった…
(C)2008「ネコナデ」製作委員会
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