第9話 栄華の終わり

第9話 栄華の終わり

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王妃不在の中、ヘンリーの結婚無効の是非をめぐる裁判は続けられた。キャサリンが前夫と肉体関係にあったことを証言する者も現れるが、決定打には欠けていた。またキャサリンは、ヘンリーに屈しろと言うウルジーの説得に応じない。王妃を応援する民衆も目立つようになった。キャサリンの弁護人フィッシャーは結婚の正当性を訴え、命の危険をかえりみずヘンリーの不倫を弾劾するのだった。結局、裁判はローマ法王庁へ差し戻されることになり、判決は再び延期された。これはキャサリンを思う皇帝の働きかけにより、ローマ法王がカンペッジオに指示を出したものだった。ヘンリーはローマへ召喚されることとなる。アンは、裁判が思うように進まない不満をヘンリーにぶちまけたり、ヘンリーの元を一時去るなどしてヘンリーを焦らせ、すっかり意のままに操っていた。ここで奥の手を出し、イングランドでは異端者と呼ばれていた者の本について、法王をはじめ聖職者への批判が書かれていることを話す。法王の批判だと聞いたヘンリーは興味を持ち、ついにその書を開いてしまう。マーガレットはブランドンの浮気に耐えながらも夫を愛し続けていたが、心労がたたってついに体を壊してしまった。ブランドンはマーガレットの異変にまったく気づかず、結局ブランドンが他の女と浮気をしている間に、マーガレットは血を吐いて死ぬ。ウルジーは停戦中のフランスとローマ皇帝との和平会談にトマス・モアを派遣した。法王の代表も参加するので、ヘンリーの結婚を無効にするためには皇帝との和解を阻止する必要があったからだ。しかし、モアは会談に間に合わず3国の間には和平が結ばれてしまう。ウルジーの破滅は決定的となった。今やブーリン、ノーフォーク、ブランドンがヘンリーの側近としてすべてを取り仕切っていた。ウルジーはヘンリーの館に招かれるも冷遇され、とうとう大法官を罷免されてしまった。実刑はどうにか免れたが、住居も財産も没収され、残されたのはヨーク大司教の地位とわずかな年金だけとなった。ヘンリーは新たな大法官にモアを任命したいと考え、話を持ちかける。キャサリンとの離婚に反対するモアは当初渋っていたものの、ヘンリーの言葉巧みな説得に、大法官となることを承諾するのだった。
キャスト
アン・ブーリン: ナタリー・ドーマー
キャサリン・オブ・アラゴン: マリア・ドイル・ケネディ
チャールズ・ブランドン: ヘンリー・カヴィル
トマス・ウルジー: サム・ニール
トマス・モア: ジェレミー・ノーサム
トマス・ブーリン: ニック・ダニング
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