
高求は何とか宰相の地位を得たいと策を講じながら、過去の自分を振り返っていった。十年前、有り余る才を持ちながら近衛将校の登用試験に失敗していた高求は、日々無頼の生活を送っていた。そんな高求であったが、時の大臣・蔡京に運よく取り入れられ、すさまじい勢いで出世し、今の近衛軍総司令官の地位まで上り詰めたのだった。その後、蔡京は宰相となり、高求を右腕として私腹を肥やしていたが、梁山泊の勢いを抑えきれない現状に苛立ちを覚え、その責任は高求にあると追及する。高求は今の地位も危うくなると危惧し、蔡京を亡き者にして自ら宰相になるため祝三兄弟の父・祝朝奉に協力を求める。祝朝奉とは、高求自身にとっても因縁の相手であり、かつて蔡京と宰相の地位を争って失脚した宿敵であった。 (C)国際放映
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