
ミネアポリス在住の学校教師キャシー・ジェイミソンは、これまでずっと郊外の理想的な妻そして母として生きてきた。しかし末期のガンに冒されているという診断を受けて、その生活は劇的な変化を迎える。病気のことは、彼女と、彼女の担当であるハンサムで若い皮膚科医、トッドしか知らない。それを秘密にしたまま、キャシーは、せめて残りの時間は悔いのないように人生を謳歌しようと決意する。そしてまず彼女がしたのは、幼稚な夫のポールを家から追い出すこと。続いて、裏庭にプールを作ることだった。そのプールで、いたずら好きな息子のアダムに、自分が子供の頃に好きだった飛び込みを教えるのが目的だ。トッド医師は、家族に病気のことを話してはとキャシーに提案するが、彼女はまだ兄にも秘密にしている。
キャシーの強い押しを受けて業者がプールの建設を始めてすぐ、5年間向かいに住んでいて挨拶をしたことがなかった不機嫌で年老いた女性マーリーンが、この建設計画は無許可だとして市に苦情を訴えた。ポールは家に戻りたいと繰り返しキャシーに頼むが、彼女はそれを受け入れず、病気のことを誰かに話してというトッド医師の訴えも退ける。しかしポールはトッド医師が留守電に残した秘密めいたメッセージを聞いた途端、妻が浮気をしていると思い込む。一方、教室では、キャシーは、学校や彼女にとって厄介な存在に見える、肥満で扱いの難しい生徒アンドレアを救うというミッションを自分に課す。
キャシーは自分が、トッド医師が一人前になってから担当する初めての患者だと知る。その後彼女はアンドレアに、禁煙を続ければ1ポンド(約0.5キロ)痩せるごとに100ドル渡すことを申し出る。アンドレアがこの挑戦を受け入れると、キャシーは帰宅。普段はかんしゃく持ちのマーリーンがよい隣人になろうとしてやってくる。結局、キャシーは家族に何も言えないままでいるが、長年買い替えたいと思っていた古いソファーを燃やす儀式を利用して、思いの丈をマーリーンが飼うバセットハウンド犬のトーマスに吐き出す。
キャスト
キャシー:
ローラ・リニー
ポール:
オリヴァー・プラット
ショーン:
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
アダム:
ガブリエル・バッソ
マーリーン:
フィリス・サマーヴィル
トッド医師:
リード・スコット
アンドレア:
ガボレイ・シディベ
スタッフ
監督:
ダーリーン・ハント
脚本:
ビル・コンドン
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エピソード