
高求が鳳仙を都に呼び寄せた一連の出来事は、全て蘆俊義の留守中の出来事であった。蘆俊義は学問・武術・胆力全てにおいて大宗国にその名を知られ、決して権力に屈しない北京随一の大商人である。北京奉行・梁中書は、かつての都への十万貫輸送を阻止され、また鳳仙の継母・容花と内通し鳳仙を帝の花嫁にするという策略も妨害された因縁から、梁山泊に強い敵対心を抱いていた。その頃交易の長旅から帰ってきた蘆俊義は、自分に一切の断りもなく娘を勝手に都に送ろうとした梁中書を激しく叱責する。妹婿・梁中書から事の成り行きを聞いた高求は、一筋縄ではいかない蘆俊義を討ち、その財産と配下を手に入れ、容花を傀儡として後の面倒を見ればよいと梁中書に命じる。一方梁山泊では、晁蓋なき今、何とか蘆俊義を迎え入れようと動いていた。 (C)国際放映
キャスト
スタッフ
(C)国際放映
エピソード