
蘆俊義が梁中書を倒し梁山泊の頭目となったことは都を震駭させた。新生梁山泊による高求打倒の宿願達成の機は熟し、梁山泊が進軍してくるという凶報で、都の人心はもはや高求政権から離れ始めていた。その頃西域では多くの異民族が宋国の命令に従わず反乱を繰り返していたが、西域守護軍司令・関勝の活躍により匈奴を撃退していた。そんな関勝の元に、高求から大至急都へ戻るよう伝令が届き、都へ向かっていると偶然に林中と出会う。林中と関勝は、十数年前に共に近衛軍官学校で学んだ旧友であり林中の亡き妻・小蘭を奪い合った恋敵でもあった。林中は関勝を思い、高求によって都は今崩壊の危機にあると忠告するが、軍人である使命を全うするためと先を急ぐ。その後林中と別れ、十年ぶりに都・開封に戻った関勝の眼に飛び込んできたのは、人通りも絶え、まるで死の街のような風景であった。 (C)国際放映
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